「副業で占い師に」に心揺れちゃう方へ

2024年02月18日 | HISOKA.のひとりごと, 占い, 転職

こんにちは。静岡の占い師HISOKA.です。

最近インスタの広告で「最短14日間で占い師になれる」とか「副業で占い師」とか「誰にも言えない悩みを聞いて感謝される仕事」とかのフレーズを目にしましたが

どう思いますか?

本当になりたくて努力する方であれば、頑張って目指したらいいと思うのですが、もしかして価値のないことにお金を使うことになるのであれば、心配です。
どこで習うのか。それは大事です。じっくり考えてから一歩進むことをおすすめします。

期間に関しても、なることはできても一生勉強のつもりで研鑽していく必要があることなので、デビュー直後のレベルのままで残れる世界ではありません。ただ、占い師になったと言えば、なったといえる世界です。

そして、確かに副業でやることはできるでしょう。空いている時間にやればいいので。
占い師だけで食べていくのであれば、確かに大変だと思います。下積みを経てなんとかやっていけるようになりますから、やりたい方には「やればいいと思うよ」とおすすめできます。というのは、あたし自身はこの仕事に誇りを持っているので、怪しい仕事とも稼げない仕事とも思っていません。副業とは言わず本業として頑張りたいのです。

人の話を聞いて感謝される仕事。というのも、確かにそうなんですが、感謝されたいという気持ちではなく、占うために必要な情報収集のために聞いているような意識があります。なんだかドライな感じですが、あまり感情移入して話を聞いて同情しても、それは仕事とは違う気がして。確かに感謝していただけるのだけど、感謝されたくてやっているとか、そのおかげで自分の価値を見出すような意味合いは違います。どの仕事であっても感謝される要素はありますから。

会社組織に所属したり、パートやアルバイトでも時給で収入をいただける人に比べたら、不安定な仕事ですが、入口はたくさんあると思います。ただ、結局はそこそこ時間のかかるルートこそが近道かもしれません。

名乗ればなれる。かもしれません。なるのは簡単かもしれません。
でも、肝心なのは、必要とされる実力ではないでしょうか?

また、多くの方の相談を聞いているうちに、いろんな世界の、いろんな仕事の、いろんな人間関係、いろんな感じ方などの情報が占い師には集まります。それこそ貿易港のようになるのです。
栄えている貿易港であれば、いろいろな商品があるのですから、その時のお客様が欲しいと思っている情報を提供できるようになります。占いだけではない経験値が役に立ちます。
友達とお茶をしながら悩みを相談する以上の情報が得られるから、お金を払っても占い師に相談してくれるのです。共感や同情は少なめかもしれませんが、仕事をするにはある程度の距離感が必要なので。

簡単に占い師になれる。占い師が足りません。などの広告に関していつもモヤモヤしていたので、今回は思ったことを書きました。

また、いろいろなルートでいろいろな占い師が誕生していると思います。選ぶ方も慎重になる必要がありそうです。

人の話を聞くのが得意、相談されやすい。そんなあなたなら占い師に向いてます。
これこそ、本当???と思います。

人の悩みを聞くのが好きとか、得意というよりも、占うこと、それも学問としての占いを探求して原因を探るようなことが好きな人の方が向いています。共感力があり優しくて面倒見がいい。というのと占いをすることは別です。