こんにちは。静岡の占い師HISOKA.です。
占いでよく使われる言葉に「コンビネーションリーディング」というものがあります。
今回はそれについて書いていこうと思います。
タロット占いでのコンビネーションリーディング
タロット占いに興味を持ってテキストを読んだことがある方は、聞いたことがある言葉だと思います。
一枚のカードだけで判断するのではなく、他のカードも見ながら、複合的に読み解くことをコンビネーションリーディングといいます。
二枚のカードから一つの解釈をする方法もありますし、周りのカードとの関係から特定のカードの意味に強弱をつけて読むこともあります。よい未来を意味していても、別のカード(隣り合うカード)がそれを弱めたり、影響を与えることがあるということです。
また。「今の相手の気持ち」と「相手の願望」というカードを見比べて、どういう行動をとるべきなのかを考えたり、
「結果」と「対策」についても
良い結果になりそうというときの対策の読み方と、思わしくない結果を回避するための対策の読み方は、対策のカード一枚だけを見るのではなく、結果のカードと合わせて判断します。
一枚だけで占う方法もありますが、そこにもう一枚プラスすることで分かりやすくなることもあります。
たとえば
皇帝と隠者 誰かの声に惑わされず自分で決めてよい
皇帝と吊られた男 自分のやり方やペースにこだわりすぎないで
という感じで、コンビネーションリーディングの方が、皇帝の前向きなパワーの発揮の仕方がわかります。
手相のコンビネーションリーディング
では、別の占いではどうでしょうか。あたしの場合は手相でもこのような見方をしています。
二種類の線から判断する方法としては、体力や生命力を意味する生命線と、仕事での活躍度合いを意味する運命線と比較して、やる気があって目標に向かって頑張る意欲のある運命線を活かせるだけの体力があるのかどうか。
または、情熱的で奔放な感情線を持っていても、冷静で落ち着きのあるちゃんとした知能線があれば、才能を発揮して作品に残したり、表現者として人を感動させることができるかもしれません。知能線が切れ切れで飽きっぽいのであれば、奔放な恋愛で身を持ち崩すことも考えられます。
左右の手相を比較して、違いがあるのであれば、先天的性格と後天的に開発された性格、プライベートで見せる顔と社会で見せる顔との比較から、状況に合わせ行動できる器用な性格であると読むこともあります。
複数の占術でのコンビネーションリーディング
タロットや手相の占いでのコンビネーションリーディングの事例を紹介してきましたが、占術の壁を越えてそれを行うこともあります。
ほとんどの占い師は扱う占術がいくつかあるので、同じご相談に関して、いろいろな見方をしています。それがそもそもコンビネーションリーディングです。
ただ、これは、占術によって矛盾した答えになるようなこともあります。
たとえば、算命学からは親元を早く離れて自立することで運勢が良くなるタイプなのに、手相では身内に助けられるからスープの冷めない距離にいるといいでしょうと言いたくなるような線をお持ちの方。
実際に多いケースです。
この場合は、占い師のポリシーのようなものもあると思いますが、生年月日から占う算命学のようなものは、与えられたもので、これに合った生き方をした方がいいと考え、手相は本人の考え方や、身内からの影響(かわいがられるとかそういう意味)と思うので、算命学の宿命に合う環境をお勧めします。
つまり、家族との縁があって助けらる環境になりやすいけど、意識的に自立した方がいいと考えます。
また、仕事で嫌なことがあって転職したいというご相談では
算命学から見る性格が少し子供っぽくて、いやなことから逃げたいものだとして、そこをそうなってはいけないよと伝えることもあるのですが、タロットでこのまま続けていたらどうなるかと占ったときに、相当なダメージを受けているようなカードが出たり、対策で新天地を求めた方がいいというカードが出ることもあります。
その場合には、天真爛漫で自然体な性格の相談者に対して、今は転職をした方がよくなると判断します。
性格や行動に関して、必ずしも善悪があるとは限りません。今はこうした方がいいということを占うこともあります。
このように、一つの問題に関して、タイプの違う占術で見ていくことで、よりよいアドバイスができるのです。
ちなみに、算命学にはいくつもの技法があります。
組み合わせはたくさんあります。
せっかくなので、そういった占いの世界を5分、10分の遊びと考えずにご依頼いただけたら、頑張りたいと思います。