こんにちは。静岡の占い師HISOKA.です。
朝ドラに関しては毎回ではないのですが、今回は「あんぱん」を楽しみに見ています。実在したモデルがいるドラマが好きで、ウィキペディアなどを確認しながら先読みをしたり、宿命を出してみて勉強させてもらっています。
今回も実在した有名人がたくさん出てきたので、相性を見たり、それぞれの特徴から、この仕事に向いていたんだなぁ、この時期は運勢の応援もありそうだ、という具合に楽しんでいます。
宿命中殺の有無と親子関係について
さて、今回はやなせたかし先生の宿命とドラマの展開について、思ったことがあるのでお伝えしようと思います。
1919年2月6日 生まれの先生は
己未 の年
丙寅 の月
己丑 の日 ということになります。生まれた日の干支から午未天中殺グループです。
午未天中殺の方で午または未の年生まれであれば、生年中殺という宿命中殺所有者となります。
また、生まれ年の己未という干支は子丑天中殺グループの干支となります。
算命学の鑑定では、本人の天中殺に関しては生まれた日で見るのですが、特別に生まれた年の干支から、その天中殺グループを出し、もしも生まれた日の十二支にその中殺された十二支がある場合
今回は子丑天中殺グループになる年の干支から見て、生まれた日が己丑ということで、あてはまるのですが、生日中殺という宿命中殺になります。
まずは、このように、宿命を出してみて、宿命中殺の有無について確認します。
やなせたかし先生の宿命には、生年中殺と生日中殺の2つの宿命中殺があることになります。
そしてこの2つを持っている場合は、互換中殺と呼ばれます。
宿命中殺には数種類あります。いろいろな意味合いがありますが、中殺されるということは、不自然になるということです。
親子関係に関して不自然になることがあるのです。
また、宿命が正しいという前提で鑑定をします。
宿命中殺は消化すること
ドラマ「あんぱん」を見ていると、やなせたし先生がモデルのたかし君は幼少期から親との縁が薄かったですね。
父親は早くに亡くなり、母親とも一緒に暮らせない。かわいそうですが、生まれた時から、この子の宿命はそういう環境で生きていくものとなっています。
それが生年中殺です。
これは、親との関係が不自然になるものなので、当たり前のように親がそろっていて庇護される環境ではありませんという宿命です。
生年中殺の方に話を聞くと両親が離婚していたり、早くに亡くなっているケースも多くあります。
その場合は宿命中殺がある程度は消化されている状態です。
先ほども書きましたが、現実ではなく、宿命が正しい。そう考えて占いはしなくてはいけません。
ですから、現実では両親がそろっているし、すごく恩恵を受けています、占いは外れているんじゃないですか?と思われることもあるかもしれませんが
宿命は与えられたもの。消化しなければ本人が満足するような流れにはなりません。
宿命中殺があれば、やはりこれを消化することで本当の意味で運勢をよくしていけるのです。
親がいないから、不運。うまくいかない。ではありません。
親が頼れないけど、本人が自力で成功する初代運的なものをもっている。
しかし、いつまでも親元にいて庇護され続けていたら、その機会は来ないかもしれません。
親が頼れないから、宿命中殺が消化されて、普通の人ができないような大きな仕事を成し遂げる可能性があります。
たかし君の場合は、現実が宿命に一致する環境でした。
かわいそうだけど、それがよかったのです。
だからと言って親が離婚しなければいけない、早く亡くならなければいけないというわけではありません。
本人がなるべく早く親元を離れて、親を頼らずに生きていくことで消化できます。
親を頼れない宿命なのですから、一緒にいれば親をダメにします。
親の健康や仕事運にも影響します。もちろん本人も伸びません。離れている方がいいと、私は考えます。
ただ、親がダメになったという場合は、現実、頼れない親がいるのですから、助けることはできるでしょう。
生年中殺のあるお子さんを過保護に育てて、いつまでも自分の元に置こうとすれば、その状況は宿命から外れることになり運勢のひずみが生じます。
そのためにも自分や家族の宿命を知って、本来どういう環境で生きるべきかを考えて、そうなるように努力する必要があります。
やなせたかし先生にあるもうひとつの、生日中殺、これも重要です。
ドラマを見ながら、お母さんあんなに素敵な家があるんだから一緒に住めばいいのに・・・と、思ってしまうこともありますが、実はこの生日中殺さんは結婚して親と同居すると夫婦の間に亀裂が入りやすいのです。
だから、同居はおすすめしません。
同居してなくても子供夫婦の家に親がよくいく、家事を手伝うとか、普通に仲良くしていても、あんまりよくない気がします。
あくまでも占いでの経験則ですが。
そして、この生日中殺は自分の考えと親の希望に乖離があるものです。自分のやりたいことに親が反対して意見をされることもあるでしょう。しかし、そこで親の言いなりになれば、運勢は伸びません。
親から理解されなくても、自分のやりたいことをやる方がいいのです。
ドラマを見ていて史実でどうであったかはわからない点もありますが、母親が途中途中生き方に口を出してきて、本人のやりたいことを理解してくれていない、漫画なんて、といわれる。それでも自分の生き方を選んだ。という点で持っている宿命中殺をよい方向で輝かせることができたのでは?と思います。
親から理解されなくて苦悩する点もまさに宿命通りです。
もしも。我が子にこのような宿命中殺があれば・・・
先に知っていたらよかったのに。となる前に、今後のあるべき姿、宿命通りの生き方について調整をおすすめします。