占い師と占い研究家

2024年08月07日 | HISOKA.のひとりごと, 占い

こんにちは。静岡の占い師HISOKA.です。

お客さんの中には占い師向きだと思えるような宿命の方もいます。ご本人もまた占い師になれたらいいなぁと思っていたりして、勉強を始める場合もあります。

占いの勉強は、その占いによっても違うのですが、生年月日から占うためには正しい知識が必要です。ほかの占いであっても、もちろんそうなんですが、占い手の感性やインスピレーションを大切にするものもあります。
それも素晴らしい占いの技術です。

ですが、知識を必要とする占いの場合は、何年も学び、ルールを理解して、正しい占いをしなくてはいけない・・・という強迫観念に押しつぶされそうになることもあります。

教える側も、中途半端な知識で間違ったことをしてはいけない。という厳しい指導をすることもあるので、途中で息苦しくなって勉強が楽しく思えない・・・という方もいます。

あたしは直接勉強を教えることはしていないので、苦しくなった時に戻ってきたお客さんとお話をして背中を押して応援しています。
多分、あたしの気楽さが、彼女たちの救いになると思います。

占いって薬なんですよ。現場では。

そして、占いの勉強は、薬を出す前に習得する人体や病気のメカニズムみたいなものです。とても深くて興味深いものではありますが、難しいと感じることも多いし、楽しくなってもそっちにばかり傾倒したら、占い研究家になります。あたしは面白いと思うので、時々そっち側に行きそうになります。

でも、街の占い師に求められるのはそれじゃないから。

正しい占いをしなくてはいけない。と思い込んでいたこともありますが、占いってたくさんあるし、一つにこだわらなくてもいいじゃん、と言われたことがあって、占い師としての自分の占いというのもありかもしれないと気づきました。

目の前のお客さんに必要とあれば、漫画の話でも音楽の話でもいいし、名言や体に良い食べ物の話でも役に立ちます。占いの知識はもちろんだけど、いろんなものを混ぜてお届けできるのがその占い師の占いです。キャラによっては笑顔だけでもいいかもしれませんが、知識があるから必要な薬(アドバイス)を処方できます。その仕事を楽しめばいいと思います。

まぁ・・・そうなるためにはいい師匠の下でしっかり学ぶことは必要です。そこで、自分は占いの勉強が好きで研究をしたいと思う方もいるでしょう。講師になる方もいます。はまるほどに人を占うことよりも、そっち側に向かいやすいと思います。すばらしい知識のある人が対面での占いをやらなかったりします。

そうやって、占い師になるつもりが占い研究家になる。それも優秀な人材が。ということがありそうです。


あたしは

これからも一占い師として、対面鑑定をやっていきます。あなたのおかかえ占い師として。